Similarities between bowling and golf
1.ボウリングのスペア
ボウリングで、第一投で10pin倒れればストライクですが、倒れなければ、第二投でスペアを取りにいきます。
この時、例えば、1本だけ残った場合、その1本を目掛けて投げればいいので簡単そうなのですが、結構、ミスしてしまうことがあります。
数本残っていた方がスペアを取れることが多いような気がしています。
というのは、「1本だけ」というプレッシャーが影響していると思います。
1本だけなので、どうしても、ピンポイントで、そのピンの真ん中を狙って投げるのですが、慎重にコントロールしようとすればするほど、狂ってしまうことがままあります。
しかし、実際には、ボールの直径分ずれても、ピンにかすりさえすればピンは倒れます。
つまり、1本残りの場合、ボールのコントロール幅は、ボール1個分の余裕があります。
その余裕があることを忘れてしまい、無駄な緊張感を自身で作ってしまってコントロールミスをしてしまいます。
ですので、スペアを取りにいく際は、「ピンの中心あたりに投げればOK」ぐらいの気持ちで十分です。
もちろん、正確にコントロールしないと取れないスペアもありますが、その時は、正確なコントロールが必要です。
ある程度上手な人は、1、2、3本残りのスペア取りがほとんではないでしょうか。
2本、3本残りの場合も、ある程度ずれてもスペアは取れます。
つまり、ボールの幅を考慮して、線で考えるのではなく、ある幅を想定して、その幅の中心にコントロールする、というイメージが大事だと思います。
2.ゴルフのパット
ゴルフのパットについてですが、真っ直ぐのラインだったとすると、カップの中心を目がけて、真っ直ぐ打てばカップインします。
先日、女子プロゴルファーの村口プロがパット方法について指導しているゴルフ番組がありました。
そこでは、ボールはカップの端から入ってもいいわけで、それだけラインには幅があることを意識した方がいい、というようなことを話していました。
(私の受け取り方のニュアンスではあります)
つまり、ラインは、ガチガチの線で考えるのではなく、ある程度の幅を意識してパッティングするのだという教えでした。
自分が読んだラインと微妙に違っていることも想定して、入る確率が高い方向へ向かって打つ、ということでした。
3.ボウリング、ゴルフパットの類似点
前記の狙い場所の考え方がとても類似していると思いました。
もちろん、狙いは、ピンやカップの中心なんですが、それを線として捉えてしまうと、無駄な力が入ったり、無駄な緊張が増したりするので、ある程度の狙い幅を想定して投げる・打つ、というところがよく似ています。
確かに、その通りだと思いますし、ちょっと大事な意識の仕方のような気がしました。
やはり、ボウリングとゴルフ、メンタル的な部分で、共通なところがありそうです。
ただ、ゴルフのパットの場合、打つ強さも入るか否かを左右する要因になるので、ボウリングよりは複雑で難しいような気がしています。
ボウリングの場合は、強弱(ボールの速度や重さ)も多少は影響しますが、強弱はほとんどの場合、大きなばらつきはないので、コントロールが支配的になっています。その点、ボウリングの方がスコアアップはし易いのではないかと思います。